性別の真ん中を生きる。

男でも女でもなく、Xジェンダーとして

一日中全裸でいることで自由を実感できたあの日

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

 

私にとって「記憶に残っている、あの日」、ベタではありますが一人暮らしを始めた日です。

ある日、職場の先輩が「地元に帰るから、家具いらん?」と聞いてきました。

何故、私に聞くんだっと面食らって、思わず「めっちゃほしいです」っていう出まかせを言ってしまったことがきっかけでした(笑)

 

あとから思い出したのですが、背伸びして「早く一人暮らししたいっすわww」って言っていた時があったので、先輩はご厚意で言ってくれたんでしょう。

当時はクソが!ってめちゃくちゃ思いましたけどね(笑)

私は2万円しかない通帳を肴に、普段飲まないお酒を飲んで気持ちを落ち着かせていました。。

生憎、当時の私はこの状況から抜け出せるほどのコミュニケーション能力はありませんでした。

「すみません、やっぱりいらないです」の一言で済んだはずなのですが、言えませんでした。

一度言ったことは守る、真面目でしょ?笑

 

幸い、先輩が引っ越すまで3ヵ月ほどあったので、死ぬ気でお金を貯めて、何とか18万円貯めることができました。

家具は大半は貰っていたので、あまり家具にはお金がかかりませんでした。家賃も、3万円もしない事故物件顔負けの値段で、尚且つ2ヶ月分の家賃を免除してもらえるという特典つきでラッキーでした。

 

そして、運命の日になり、とうとう一人暮らしを始めました。いざ何をすれば良いかが分からず、とりあえず全裸で一日を過ごしました(笑)

解放感がとにかくすごくて、なんとも形容しがたい無敵感がありましたね。ご飯も好きなものだけ食べて、気分は最高でした。

これを言うと怖がられますが、不思議と一人という感覚もなく寂しさも全然ありませんでした。

 

ちなみにこの二年後に、精神病になったということは内緒です。。。

 

今は前述のとおりなので、再び実家暮らしに戻ったのですが、あの無敵感が忘れられずに、隙あればまた一人暮らしをしたいと企んでいます。

 

一人暮らしを考えている方がいれば、ぜひこの高揚感を味わってほしいものです。